コラム

2025年7月10日
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登壇レポート:保険業法改正の“今”を名古屋で解説

2025年7月3日、三井住友海上あいおい生命様と弊社の共催による代理店向けオフラインセッションが、名古屋のあいおいニッセイ同和損保ビルで開催されました。

私からは「保険業法改正の実務インパクト」をテーマに、先日公布された改正保険業法、監督指針改正案のポイントと、代理店が今すぐ着手すべき管理体制について解説しました。

会場には代理店の営業所長や実務担当者を中心に約50名が集まり、セッション前から熱気が漂います。

冒頭では改正法の背景となった二つの重大事案、法改正の全体像を整理し、次に代理店実務に直結する監督指針改正案の要点を説明しました。たとえば、便宜供与を管理する必要性や顧客等情報管理の重要性、ハ方式廃止に向けた商談の記録化の重要性などをお話しいたしました。

質疑応答では、「比較推奨における新規契約と継続契約における取扱い差について、どうお考えですか?」といった実務寄りの質問が相次ぎ、聴講者の関心の高さがうかがえました。

【いただいた声】

非常に良かった

今まで見た業法改正の指針・保険会社の説明を受けても全く理解できなかった「顧客本位の業務運営」が見えてきた。今更ですが、私にとっては目からうろこでした。とても分かり易く、いい話が聞けました。

非常に良かった

業法改正の全体像と、顧客本位についてを考える良い機会になった今後のイベントで取り上げてほしい代理店セグメントは「兼業代理店で人数規模は10名以下の小規模な代理店」

 

今後も実務目線での解説やディスカッションを通じて、代理店の皆さまが安心して変化に対応できる場を提供してまいります。

*セミナー開催のご要望はお気軽にお問い合わせください。

執筆者プロフィール

中村 譲
中村 譲
株式会社Hokanグループ 弁護士/パブリック・アフェアーズ室長
兼コンプライアンス室長

2008年慶應義塾大学法科大学院卒業、2009年弁護士登録(東京弁護士会)。都内法律事務所・損害保険会社・銀行を経て、株式会社hokanに入社。平成26年保険業法改正時には、保険会社内で改正対応業務に従事した経験を持つ。「「誠実義務」が求める保険実務におけるDXの方向性(週刊金融財政事情 2024.9.17)」、「実務担当者のための今日から始める保険業法改正対応」(保険毎日新聞 2025.5.15~7.3)等を執筆。
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