コラム
【開催報告】保険業法改正と今後の展望を語る ― 弁護士座談会を開催しました

2025年4月15日、当社主催にて「保険業法改正と今後の展望を語る」と題した弁護士座談会を開催しました。
本座談会は、金融・保険業界に深い知見を持つ弁護士3名をお招きし、保険代理店・保険会社の実務担当者を中心とした多くの参加者をお迎えしました。
今回の座談会は、改正保険業法案の解説ののち、ディスカッション、会場からの質疑応答という流れで開催しました。
代理店や保険会社の顧問先を多く持つだけでなく、金融庁への出向経験もあり当局とともに実務を作ってきた弁護士ならではの視点から、活発な意見交換が行われました。
【主な議論テーマ】
- 特定大規模乗合損害保険代理店に求められる体制整備の方向性
- 兼業代理店における運営上の留意点
- 特別利益に関する規制強化とその実務的影響
- 「特別の利益供与」規制の実務的な落としどころ
- 比較推奨販売(ハ方式の廃止)
【参加者の声(一部抜粋)】
アンケート結果では、参加者の約9割が「非常に良かった」「良かった」と回答。
登壇者の豊富な経験に裏打ちされた深い議論が、高く評価されました。
- 最初に解説があり、その後ディスカッションによる情報提供の流れでしたので、留意すべきポイントが把握でき大変わかりやすかったと思います。
- 日頃、自社と関わりのない、第三者視点や新たな視点、見解を聞くことができたため。
- 役所への出向経験がある先生達なので、役所の考え方が分かった
- 保険業界に関わりの深い弁護士の方々の生の声が聞けて参考になりました。
- 高名な先生方のご意見で1年後に向けた対応が朧げえながら見えてきました。
- 法改正のポイントがよくわかった。特にハ方式の廃止対応や特定大規模乗合代理店に課される法令遵守責任者のイメージがよくわかった。企業内代理店の今後について適用除外を目指す道が設けられたことの背景もよくわかった!
- お話が上手で聞き取りやすかったです。
- オーディエンスの質問が普段の疑問点と類似で先生方のコメントが良かった。
【今後の展開】
現在、当日の質疑応答をもとに、登壇弁護士から追加コメントを収集中です。
これらを反映した補足資料の配信や、座談会の録画を希望者向けに限定公開する予定です。
また、いただいたご意見を踏まえ、夏ごろにもより実務に即したテーマでの開催を予定しています。
今後も、弁護士や実務家の声を交えながら、制度と実務のギャップを埋める場を継続的に提供してまいります。