コラム

2021年8月24日
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保険代理店開業の流れと開業後に受けることができるサポートとは

こんにちは、保険代理店向けに顧客管理システムを開発している株式会社hokanのメディア運営チームです。

すでに保険代理店を経営されている方々はもちろんのこと、これから独立して保険代理店を開業したいという方々からもよくご相談をいただきます。

今回は、『保険代理店になるには、どのような手続きが必要なのか?』というご質問をよくいただくので、本記事では、保険代理店の開業の流れや開業後に受けることができるサポートについてご紹介していきます。

業務委託契約の締結までの流れ

業務委託契約を締結するまでの流れは以下の手順になります。

  1. 提携を希望する保険会社へ連絡
  2. 事業計画の内容確認
  3. 保険会社による審査
  4. 業務委託契約の締結

それぞれ見ていきます。

提携を希望する保険会社へ連絡

まずは、代理店契約を結びたい保険会社に連絡しましょう。

提携を希望する保険会社が指定する連絡方法で問い合わせが必要です。

具体的には「保険会社のホームページなどの応募フォームから連絡」、「保険会社の営業所にて直接相談」などの方法があります。

事業計画の内容確認

保険会社と連絡を取ることができたら、次は事業概要や事業計画についての確認をしてもらいます。

この時点までに、前もって事業計画を立てておきましょう。

また、保険代理店を開業するには、保険商品に関する知識とともに、インセンティブや手数料についての知識も必要になるので、開業にあたってはこれまで以上に理解を深めておきましょう。

保険会社による審査

事業内容についての確認が済むと、保険会社による審査が行われます。

業務委託契約の締結

保険会社による審査に合格すると、業務委託契約の締結となります。契約締結にあたり加盟金が必要な場合があるので、あらかじめ用意しておくと安心です。

また、乗合代理店を開業する場合は、その後複数の保険会社と業務委託契約を結ぶことになります。

保険会社と業務委託契約を結ぶと、別の保険会社を紹介してもらえるケースもあるので、保険会社の担当者と相談しながら準備を進めましょう。

次に、乗合代理店と専属代理店の場合で保険商品の販売開始までの流れを見てみましょう。

保険商品販売開始までの流れ~乗合代理店の場合~

乗合代理店の場合、保険商品の販売開始までは以下の流れになります。

  1. 新規代理店登録の承認申請
  2. 保険会社への代理店登録
  3. 代理店登録後研修
  4. 商品販売開始

すでに代理店として取り扱っている保険商品がある場合、その保険会社への連絡が必要です。

提携保険会社に申請し、新たに代理店契約をおこなう承認をもらいます。承認されると、新規に提携する保険会社に代理店として登録されます。

代理店登録が完了すると、保険商品やコンプライアンス、代理店システムの使い方などの研修が始まります。

すべての必要な研修を受けたのち、正式に代理店として保険商品を販売することができるようになります。

保険商品販売開始までの流れ~専属代理店の場合~

専属代理店の場合、保険商品の販売開始までは以下の流れです。

  1. 代理店登録前研修
  2. 業界共通資格試験の受験
  3. 代理店登録
  4. 代理店登録後研修
  5. 商品販売開始

専属代理店の場合は、業界共通資格試験の受験が必須となります。

生命保険の資格試験は毎月、損害保険は平日ほぼ毎日、試験がおこなわれます。試験日程や会場については、生命保険協会または日本損害保険協会のホームページをご確認ください。

資格登録にあたり、15,000円分の収入印紙が必要ですので、あらかじめ準備が必要です。

業界共通資格試験に合格すると、代理店として登録することが可能になります。代理店登録後は、保険商品やコンプライアンス、代理店システムの使い方などの研修が始まります。

すべての必要な研修を受けたのち、正式に代理店として保険商品を販売することができるようになります。

保険代理店開業後に受けることができるサポート

保険代理店開業後は、さまざまなサポートを受けることができます。

開業後はサポートを活用し、各種スキルを向上させ、業務内容を改善していくことが重要です。

スキルアップ支援

保険会社では、提携代理店に対して各種スキル学習の支援をおこなっています。スキル学習だけでなく、保険会社の営業ノウハウを学べる支援などもあります。

  • 各種研修や勉強会(法体制・地域情報・商品知識・実務知識)
  • e-Learning
  • OJT(保険会社社員の同行営業による実践研修)
  • 資格取得支援制度

他にもさまざまな研修が実施されますので、積極的に活用しましょう。

事務手続き支援

税務や設計書システムについてなど、事務手続きについての問い合わせ窓口が設置されています。

  • 電話相談窓口
  • 支援拠点窓口相談
  • 担当者との定期対談
  • 経営支援会員サイト
  • コンプライアンス・体制整備相談窓口
  • 保険税務相談窓口

全国各地に支援拠点が設置されていることもあるので、確認しておきましょう。

資金や報酬に関する支援

事業開始直後の収入に対する不安解消のため、保険会社から前払い手数料として収入を受け取ることができる支援制度があります。

  • 前払手数料制度(みなし年払い制度)
  • ボーナス報酬制度
  • 固定給補助制度

未納や失効、途中解約があった場合は、未経過分の手数料を戻し入れる必要があるため注意が必要です。

また、査定期間ごとに獲得契約額に応じてボーナス手数料を受け取ることができる制度や、成績基準による固定給補助制度を設けている保険会社もあります。

その他の支援

顧客紹介サービスや情報共有のため総会をおこなう制度、販売実績を正しく評価するために表彰する制度などもあります。

開業後のさまざまな不安をフォローしてくれるサポートがたくさんあり、安心です。

まとめ

保険代理店の開業の流れや開業後に受けることができるサポートについてご紹介しました。保険代理店を開業するにあたり、保険会社からたくさんの研修やサポートを受けることができます。

活用できるものは活用し、保険会社と連携をとりながら進めていくことが大切です。

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